2019年8月11日日曜日

ことば遣い

基本的な行儀やマナーを子どもに教えることの大切さを考えましょう。この日曜日に、4歳児がお友達に「○○ちゃん、おせんべいいただく?」と聞いていました。素敵な表現だと思いました。こんなことを言うのは、私が年を取ったせいなのかもしれません普段の生活の中で、親は丁寧なことばを意識して使い、教えるのが良いと思います。「ありがとう」「お願いします」「いただきます」このようなことばを使う事を通して世の中は自分を中心にして回っているのではないことを理解させる一つの方法だと思うのです。他者との関係を学ぶのです。
母親に食事を作ってもらい、洗濯や掃除をしてもらっているのは当然かもしれませんが、子どもたちだって母親に感謝をするべきでしょう。何も働きかけないで放っておいたら、感謝の気持ちは子どもの中に育ちません。感謝を表現することは、教えなければ身に付きません。その第一歩は、家庭の中でお互いに親切にするところから始まるのです。互いを尊重して愛し合う関係を築くのです。そのような関係の基礎は目上の他人へのことば遣いからである、というアメリカの学者の説がありますので紹介します。
『子どもたちが目上の人に対して、あまりにも気安くなっているとは思いませんか。私が子どもの頃、子どもは大人に話すときには必ず「ミスター・ブラウン」とか「ミセス・ハンソン」とか言ったものです。今のアメリカの子どもたちは、目上である大人にも「ジョージ」とか「アリス」とか、ファーストネームで呼び捨てです。気安いのがいけないと言うわけではありません。しかし、子どもの世界にも、尊敬を表す時があっても良いと思うのです。その方が、将来きっと素敵な大人になれると思うのですが、如何でしょうか。』
親や目上の人に対して尊敬を抱くように子どもを導く。そのように親や目上の人が子どもの前で振る舞う。ぼくもこんな大人になりたいと思えるような大人でありたいものです