2019年1月13日日曜日

家庭の雰囲気

「十人十色」。これは、人の個性はそれぞれで、同じ人はひとりもいないという事を表しています。「十家十色」。このような言葉を聞いたことはないでしょう。しかし、わかっていただけるでしょう。家庭の個性がいろいろで、同じ家庭は一つもないという事です。
どの家にもその家特有の特徴、個性があります。あるカウンセラーが言いました。「玄関に入って数分もすれば、その家がリラックスした家庭か、堅苦しい家庭か、暗い雰囲気の家庭かがすぐにわかります。」と。家の雰囲気とは、その家庭の構成員である一人ひとりが作り出すものです。しかし、家庭の雰囲気を決定的に作り出す役割は、その家庭のご夫婦です。そして、その家の雰囲気は、子どもの行動や、将来の人格形成に大きな影響を与えるのです。ある心理学者が、200人以上のドイツの子どもを調査しました。そして、それぞれの育った家庭からどのような影響を受けたかをまとめました。それによると、規則や罰則が厳しく、自由な雰囲気がなく、自分の思いを表現することを強く抑制されている雰囲気の家庭で育った子どもは、強い不安やストレスを経験していたそうです。また、親が、首尾一貫した言動を取らないで、感情のままに行き当たりばったりな行動をとる家庭で育った子どもの場合も同じような結果が出たのだそうです。それに対して、子どもが自分自身を自由に表現できる家庭に育った子どもは、楽観的で、ストレスに強い子どもが育っているという結果をまとめています。
お宅の雰囲気はどうでしょうか。親が作り出す家庭の雰囲気は、子どもが得ていく人格形成や、子どもの将来に大きな影響を与えることになるという事を心の中にしっかりとインプットしましょう。夫婦のケンカも、子どもの見えないところでこっそりとしましょうか。そして、なるべく早く仲直りをしたいものです。

2018年12月2日日曜日

小さなことの積み重ね

クリスマスが近づいてきました。教会学校ではアドベントカレンダーを作って、クリスマスの日を心待ちにする工夫をしています。日常の繰り返しの中で特別な日を迎える。どのようにハレの日を迎えるか、準備を心を込めてしていくのにはぴったりのようです。しかし、私たちは日常の繰り返しという日常的なことでは満足できなくなるようです。何か大きなイベントを計画することにエネルギーを使いたくなることはありませんか。例えば、冬休みにスキーに行こう!とか、テーマパークに行こう!とか子どもを楽しませようとして親がハッスルしたとします。確かに、子どもはこのような計画に大喜びするかも知れません。ただ、子どもはどちらかといえば、小さな日常生活の積み重ねから大きな影響を受けていくものなのではないでしょうか。
あなたが小さい頃、あなたが親と過ごした時間で記憶に残っていることはどのようなことでしょうか。勿論、親と過ごした一大イベントのことはちゃんと記憶にあるでしょう。しかし、特にこれと言った特別な計画をしなかったような出来事も沢山記憶されているのではないでしょうか。私が思い出すのは、放課後に友だちと缶蹴りをしたことや野球をしたこと。母におつかいを頼まれてちかく近くのお肉屋さんに買い物に行ったこと。そして、そこのおじさんに揚げたてのコロッケをもらったこと。どれも日常の生活の中でのことです。
一大イベントが無意味だなどと言うつもりは全くありません。環境が変わって新鮮な体験ができるという利点があります。しかし、日常の小さなことの積み重ねの中に、いつまでも子どもの記憶に残る体験となるものがあるのも事実でしょう。子どもが今、何に興味を持っているのか聞いてあげたり、他愛もないおしゃべりをしたり、近所の公園で遊んだり。子どもの心に向かい合うことに気をつけてみるのはいかがでしょうか。どこかに行くという一大イベントは沢山できなくても、小さなことの積み重ねは工夫次第で沢山できますね。

2018年11月4日日曜日

家庭の雰囲気

「十人十色」。これは、人の個性はそれぞれで、同じ人はひとりもいないという事を表しています。「十家十色」。このような言葉を聞いたことはないでしょう。しかし、わかっていただけるでしょう。家庭の個性がいろいろで、同じ家庭は一つもないという事です。
どの家にもその家特有の特徴、個性があります。あるカウンセラーが言いました。「玄関に入って数分もすれば、その家がリラックスした家庭か、堅苦しい家庭か、暗い雰囲気の家庭かがすぐにわかります。」と。家の雰囲気とは、その家庭の構成員である一人ひとりが作り出すものです。しかし、家庭の雰囲気を決定的に作り出す役割は、その家庭のご夫婦です。そして、その家の雰囲気は、子どもの行動や、将来の人格形成に大きな影響を与えるのです。ある心理学者が、200人以上のドイツの子どもを調査しました。そして、それぞれの育った家庭からどのような影響を受けたかをまとめました。それによると、規則や罰則が厳しく、自由な雰囲気がなく、自分の思いを表現することを強く抑制されている雰囲気の家庭で育った子どもは、強い不安やストレスを経験していたそうです。また、親が、首尾一貫した言動を取らないで、感情のままに行き当たりばったりな行動をとる家庭で育った子どもの場合も同じような結果が出たのだそうです。それに対して、子どもが自分自身を自由に表現できる家庭に育った子どもは、楽観的で、ストレスに強い子どもが育っているという結果をまとめています。
お宅の雰囲気はどうでしょうか。親が作り出す家庭の雰囲気は、子どもが得ていく人格形成や、子どもの将来に大きな影響を与えることになるという事を心の中にしっかりとインプットしましょう。夫婦のケンカも、子どもの見えないところでこっそりとしましょうか。そして、なるべく早く仲直りをしたいものです。

2018年10月7日日曜日

第一次反抗期

  2~3歳にかけて多くの子が通る「第一次反抗期」。イヤイヤ期とも言われますが、この時期は自我が少しずつ芽生え始めた1歳代からさらに飛躍的に心が成長し、「赤ちゃん」から「子ども」になっていく様子を感じられる味わい深い時期でもあります。
この時期の特徴は何でも「イヤイヤ」でしょう。
「ハミガキなんか、いや」
「ご飯食べないもん」
「お風呂入らない」
「寝んねなんかやだもん」
とにかく手に負えないのが特徴でしょう。食事をこぼし、散らかす。ゴミを拾って口に入れる。お母さんの化粧品がおもちゃ箱の中から出てくる。何にでも手を出し目が離せない。ハットヒヤリ(ハッとびっくりして、ヒヤリと冷や汗を流す)の現在進行形です。
けれども、同時にこの時期ほど子どもとしての関心が広がり、独立心が芽生える素晴らしい時期はないのです。「赤ちゃん」から「子ども」に『華麗に変身』する二度とないチャンスなのです。そして、この時期は短いのです。長い人生の中で1~2年だけです。大きくなった子どもをお持ちのお母さん方の中には、「子どもが2歳だった頃が懐かしい。戻れるものなら戻りたいわ。」と、第一次反抗期真っ只中にあるお子さんを育てているお母さんが聞くと、卒倒しそうなことを仰る方がいます。しかし、これはあながちおかしな事ではないのかも知れません。今が大変さMaxに感じることでも、過ぎ去って振り返ると「あの時が懐かしい」と思える時が来るのでしょう。大丈夫です。あなたのお子さんもあなたも、それぞれが成長の過程にあるのですから。
昨日より今日、今日より明日と歩んでまいりましょう。

2018年8月5日日曜日

お母さんのエネルギー補充

一息つく時間もないほど慌しい子育てです。ある母親が「もうくたくたです。家事育児近所づきあい。やることが貯まる一方です。夕方になると危険を感じます。爆発しそうになります」という事を話してくださいました。
現代社会のお母さん方の抱える問題の中で、いわゆる燃え尽き症候群は増えてきているように感じます。おばあちゃんや両親、兄弟姉妹が近所に住んでいて、気兼ねなく相談や話ができるという環境の中で子育てが出来ていた「昔」は遠くなってしまったのでしょう。母親がひとりで「ガンバル」という環境が増えているようです。このような環境は子育てには「イエローカード」です。特に、入園前の小さなお子さんをお持ちのお母さんは、努めて家庭以外の世界に触れる機会を作ることが大切です。どのような方策があるでしょうか。例えば同じように子育てをしているお母さんたちや、近所の人たちと友達になることです。お互いに子どもの面倒を見ることを通して、買い物を楽しんだり、おしゃべりをしたり、近場へ出かけたり、息抜きをすることができたならばどんなにかエネルギーが補充されるのではないでしょうか。また、夫にも、主婦の事情を理解してもらう事が大切です。子ども抜きで、二人だけでランチ、とか二人だけで映画を楽しんだりする時間を夫のスケジュールの中に入れてもらうのはどうでしょうか。二人が理解し合い、絆を深めることになるでしょう。
それぞれの夫婦には、それぞれの方法があるでしょう。しかし、「お母さん方が燃え尽きないために」という視点で生活をすることはどの夫婦にも共通して意義深いと思います。母親がしっかりと立ち止まり、自分のエネルギーを補充するために時間を取ることに遠慮は要りません。その時間は必ずや父親にとっても大切な時間となることでしょう。そして、子どもにとっても良い循環となって戻ってくるのです。

2018年7月1日日曜日

劣等感を乗り越えて

あなたのお子様は、何が得意ですか。子どもが自分の長所を見つけ出し、それを生活の中で活かすことができるように手助けするのが親の務め、仕事の一つなのではないでしょうか。劣等感にしばられて、打ち砕かれてしまい自信を失ってしまう子がいます。一方で、自分の弱さを逆手にとってのびのびと生活をする子どももいます。箱根駅伝を走る選手たちが1年を通して続く過酷な練習を乗り越える力の源は何でしょうか。来る日も来る日も机に座って、小説を書き上げる作家のエネルギーはどこから来るのでしょうか。10時間を超える困難に満ちた手術を連日のように行う医師の行動原理はなんでしょうか。このような方々の背後にあるのは、ほとんど例外なく「人に認められたい」という事であり「人に役立ちたい」という強い願いです。「自分にはやり遂げることが出来る」という事を示したいという意識です。この意識は、劣等感の裏返し、とも言えるのではないでしょうか。自分の長所を利用して、短所をカバーすることなのです。これは、思春期前の子どもたちにはとても効果的です。
あなたのお子様は、劣等感に押しつぶされてしまうでしょうか。それとも、これくらいは大丈夫、とやる気を掻き立てるでしょうか。思春期の嵐が襲ってくるはるか前から、お子さんに備わっている能力を見つけ出し、それを伸ばしてあげる機会を与えるのです。劣等感を克服する手助けはいろいろな形があるでしょう。しかし、その手助けは、親にこそ出来る大切な役割なのではないかと思います。


2018年6月10日日曜日

子どもの自尊心

子どもの保護者に気をつけてほしいことがあります。それは、子どもの目の前で話す内容に気をつけて欲しいという事です。
以前、私が教員をしている時のことです。家庭訪問をした時に、その家の子どもも母親と同席しました。子どもの同席は求めてはいませんでした。その時に、その母親は目の前にいる子どものことを、実に丁寧に話し始めました。「朝起きるのが遅いこと」「宿題を忘れること」「片付けが出来ないこと」などでした。私に聞いてもらい、注意をして欲しかったようです。が、このお母さんの話が子どもの欠点に集中していくのを感じた私は、子どもに言いました。「お母さんと話をするのでお部屋に行っていていいよ」
このお母さんは子どものことで話を聞いて欲しかったのでしょう。担任ですからそのような機会があってもおかしくはありません。しかし、子ども本人を前にして、話すことなのでしょうか。第三者である私に、包み隠すことなく自分の欠点が伝えられていることを聞く本人の気持ちはどうでしょう。親は、何とかして子どもが良い方向に成長して欲しいと願っているのです。が、この場面では、子どもの自尊心はズタズタに傷ついていたのではないでしょうか。知らず知らずのうちに親が子どもの自尊心を傷つけていることがあるのかも知れません。
子どもの気持ちに敏感でありたいものです。子どもが出す色々なメッセージをしっかりと受け止めて、適切に対応していきたいのです。自分の心配を、子どもにぶつけてはいけません。子どもの目の前で親が心の内側をさらけ出してはいけない時があるのです。まして、子どもの目の前で、第三者に子どもの問題をさらけ出していいはずがありません。子どもの自尊心は大変に弱くもろいものです。一度、自尊心を損なってしまったとしたら、それを修復するのには大変な時間とエネルギーを使うことになるということを知ってほしいのです。