2017年5月7日日曜日

子育ての原則

子育ての際に親が原則とするべき2つのことをご紹介したいと思います。
飛行機が着陸しようとするときにパイロットは滑走路を捜します。特に夜の着陸では滑走路に設置された誘導ライトが重要な意味を持ちます。緑色の2本の誘導ライトの真ん中を目指さして着陸をすれば安全なのです。
親にもこのようなライト、指針になるような装置があると助かります。子育ての指針となる原則が必要なのです。この原則がないと、複雑で一瞬一瞬の判断が求められる子育てという仕事は無謀なものになってしまいます。親は、経験だけを頼りにやみくもに取り組むということは出来れば避けたいところです。子育ての原則となる2つのこととは次のことです。
1つめは、子どもに愛を伝えることです。これは非常に大切なことです。これ無くして子どもは正しく育たないと言って良いでしょう。水を注がなければ植物は枯れてしまいます。子どもに愛情を注がなくては子どもは枯れてしまい、のびのびとは育つことができないのです。
2つめは、子育ての主導権は親が持つということです。駄々をこねて泣きわめくのは子どもの持っている幼児性。これは、仕方がないことです。駄々をこねて、何かを買ってもらうまで泣きじゃくるままにしておくのはいただけません。また、泣き声に負けて買ってあげるのも良くないことです。主導権はあくまでも親が持っていることを分からせることが大切です。「泣き止まないならばお尻をたたきますよ」と言って、実際に泣き止まないならば、それを実行するのです。そして、泣き止んだら、抱きかかえて、たくさん褒めてあげることが大切です。
感情ではなく、愛に基づいた親の権威に従うかどうかで子どもの将来が決まると言っても過言ではないでしょう。親がこのような2本の誘導ライトをしっかりと視野に入れているならば子どもは安心して成長して行けるでしょう。子どもの自立に向けて、愛を伝え、主導権は親が持っていることを分からせてあげるのです。幼児期の子どもの成長には欠かせない要素だと思います。