2019年6月2日日曜日

信頼関係を大切に

幼児を育てているお母さんがこのような質問をしています。
「思春期になって、あまり反抗をしないような子どもに育てるにはどうしたら良いでしょうか。」
この質問に、心理学者が次のように答えています。
「多くの若者が、飲酒や喫煙、時には麻薬に手を出したり婚前交渉をしている現実を見ると、お子さんの将来が案じられますね。今、親として自分にできることは何かと考えることは大切なことだと思います。私が子どもの頃、私の親はいろいろなルールを作りました。この悪さをしたらこの罰を与えるといった規則です。子どもが将来出ていくことになる社会はルールに従って成り立っていますから、ルールを家庭で学ぶことには意味があります。しかし、今はそれだけでは不十分です。社会が様変わりしていて、子どもが道を踏み外すきっかけが多すぎるのです。誘惑が子どもの身近なところにあふれているのです。親が決めたルールや、境界線だけでは足りないのです。何が必要なのでしょうか。それは、良いことをしようという動機づけです。外側からの規則だけではなく、内側からの動機づけのことです。この動機づけとは、両親が長い間に子どもとの間に築き上げてきた信頼関係から生み出されてくるのです。信頼関係がないのに規則だけを子どもに押し付けても子どもの心は反発するだけです。両親は協力して、家族の会話を大切にし、共に笑い合い、楽しい時間を持つように計画するのです。親子の絆を育てていく努力をするのは子どものほうではなく、親です。親が子どもとの信頼関係を作っていくことが、子どもの思春期を乗り越えていくための大切なポイントになるでしょう。」