2018年8月5日日曜日

お母さんのエネルギー補充

一息つく時間もないほど慌しい子育てです。ある母親が「もうくたくたです。家事育児近所づきあい。やることが貯まる一方です。夕方になると危険を感じます。爆発しそうになります」という事を話してくださいました。
現代社会のお母さん方の抱える問題の中で、いわゆる燃え尽き症候群は増えてきているように感じます。おばあちゃんや両親、兄弟姉妹が近所に住んでいて、気兼ねなく相談や話ができるという環境の中で子育てが出来ていた「昔」は遠くなってしまったのでしょう。母親がひとりで「ガンバル」という環境が増えているようです。このような環境は子育てには「イエローカード」です。特に、入園前の小さなお子さんをお持ちのお母さんは、努めて家庭以外の世界に触れる機会を作ることが大切です。どのような方策があるでしょうか。例えば同じように子育てをしているお母さんたちや、近所の人たちと友達になることです。お互いに子どもの面倒を見ることを通して、買い物を楽しんだり、おしゃべりをしたり、近場へ出かけたり、息抜きをすることができたならばどんなにかエネルギーが補充されるのではないでしょうか。また、夫にも、主婦の事情を理解してもらう事が大切です。子ども抜きで、二人だけでランチ、とか二人だけで映画を楽しんだりする時間を夫のスケジュールの中に入れてもらうのはどうでしょうか。二人が理解し合い、絆を深めることになるでしょう。
それぞれの夫婦には、それぞれの方法があるでしょう。しかし、「お母さん方が燃え尽きないために」という視点で生活をすることはどの夫婦にも共通して意義深いと思います。母親がしっかりと立ち止まり、自分のエネルギーを補充するために時間を取ることに遠慮は要りません。その時間は必ずや父親にとっても大切な時間となることでしょう。そして、子どもにとっても良い循環となって戻ってくるのです。